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 二十四節気の一つ「立冬」の7日、栃木県の奥日光の日光二荒山神社中宮祠で秋の終わりを告げる恒例の「落ち葉たき」が行われた。神職らが境内に散った落ち葉を集め、火を付けると境内に白煙が立ち上った。

 奥日光は例年、おおむね立冬とともに紅葉シーズンが終わりを迎える。同神社は冬の到来を告げる風物詩として、落ち葉たきを毎年実施している。

紅葉が残る木々の前で落ち葉たきをする神職と八乙女=7日午前10時5分、日光市中宮祠
紅葉が残る木々の前で落ち葉たきをする神職と八乙女=7日午前10時5分、日光市中宮祠

 快晴のこの日、午前9時過ぎから神職や八乙女(やおとめ)(みこ)が作業に当たった。境内各所の落ち葉を1カ所に集め火を付けると、炎とともに白煙が立ちこめた。同神社の須藤茂成(すとうしげなり)権禰宜(ごんねぎ)(35)は「落ち葉たきを終えると、冬支度や新しい年に向けての準備に本腰が入る」と話した。

 日光自然博物館によると、奥日光の紅葉は終盤を迎えているものの、今週末ごろまでは楽しめるという。