【真岡】真岡東中特別支援学級の生徒が11日、授業の一環で自家焙煎(ばいせん)、加工したコーヒーを市役所で販売し、約50袋が10分で完売する人気ぶりだった。
1階ロビーにのぼり旗を立てるなどした特設のコーナーを設け、1~3年の8人が対応した。ドリップバッグ3個入り1袋を200円で販売し、「いらっしゃいませ」「いくついりますか」「ありがとうございます」と元気良く客とやりとりした。予定した30分を待たず、早々に売り切れた。
1年手塚大翔(てつかやまと)さん(13)は「あまりに早く売れてちょっと物足りないけれど、こんなに人気でうれしい」。1年長田美優(ながたみゆ)さん(13)は「自分たちが手間をかけたコーヒーをみんなが買ってくれて、すごくやりがいになります」と喜んだ。
同学級では生徒の自立や責任感、達成感の醸成などを目的に2年前からコーヒーの焙煎、加工に取り組んでいる。今後も毎月第1月曜日に販売する。