式典で披露された日光杉で作った和だると記念ウイスキーの試作品、パッケージ=1日午前、日光市根室

 栃木県内で初めてウイスキー蒸留所を稼働させた小山市粟宮の清酒蔵元「西堀酒造」が、日光杉並木街道の杉材で製作した和だるを使って熟成させるウイスキーの製造・販売に乗り出す。2025年に同街道が植樹400年の節目を迎えることから同年11月、「植樹400年記念ウヰスキー」と銘打ち、数量限定で発売する。日光市をウイスキーの産地にしようと地元有志や同社などでつくる「日光ウヰスキーの会」が1日、同市根室で「たる入れ式」を開催し、同社の西堀和男(にしぼりかずお)社長が明らかにした。