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 世界遺産「日光の社寺」の玄関口に位置する日光市上鉢石(はついし)町の日光二荒山神社・神橋で12日、1年の汚れを落とす年末の風物詩「すす払い」が行われた。

神職と八乙女によってすすが払われる神橋=12日午前10時25分、日光市上鉢石町、ドローンから
神職と八乙女によってすすが払われる神橋=12日午前10時25分、日光市上鉢石町、ドローンから

 晴天のこの日は午前10時ごろから、神職3人と八乙女(やおとめ)(みこ)2人が作業に臨んだ。5人はおはらいをした後、笹(ささ)竹を手に神橋へ移動し、欄干や擬宝珠(ぎぼし)などにたまったほこりを丁寧に払い落としていった。

 

 居合わせた観光客らは、新年に向けた恒例行事に見入っていた。

 同神社の三田真隆(みたまさたか)権禰宜(ごんねぎ)(31)は「神橋は結婚式の行事などでも渡る場所。神橋がきれいになり、来年も無事に渡れますようにと願いを込めてすす払いをした」と話した。