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 栃木県足利市昌平町の史跡足利学校で、学校門脇の寒紅梅が咲き始めた。28日は二分咲きで、通りかかる参観者が頭上の花に見入った。

 樹高約5メートル。年始から気温の低い日が多かったため、開花は例年より1週間ほど遅れたという。この日は時折晴れ間がのぞくと、紅色の花が日差しに輝いた。学校門をくぐる人たちは写真に収めるなどしていた。

参観者が行き交う学校門の脇で二分咲きとなった寒紅梅=28日午前11時25分、足利市昌平町
参観者が行き交う学校門の脇で二分咲きとなった寒紅梅=28日午前11時25分、足利市昌平町

 夫婦で参観し、足を止めて花に見入った埼玉県鴻巣市広田、主婦山岸育代(やまぎしいくよ)さん(75)は「春が近づいてきていることを感じ、うれしい気分」と話した。

 2月上旬から中旬にかけて満開になる見込み。同学校事務所の斎藤和行(さいとうかずゆき)事務所長は「いつもより長く、2月いっぱい楽しめそう」と話している。