皆(みな)さん、「文化財(ぶんかざい)」という言葉を知っていますか? 「財」という文字は「たから」という意味(いみ)で、文化財とは長い歴史(れきし)の中で今日(こんにち)まで守り伝(つた)えられてきた文化の財(たから)です。これから毎週(まいしゅう)、県内にある文化財を紹介(しょうかい)していくよ。第1回は文化財の種類(しゅるい)についてのお話です。さあ、きょうからあなたも文化財記者(きしゃ)。どっとこちゃんと一緒(いっしょ)に、取材(しゅざい)へ出かけよう!

 この連載(れんさい)では、県内の文化財のうち主(おも)に建造物(けんぞうぶつ)(たてもの)を紹介します。これに加えて工芸品(こうげいひん)、彫刻(ちょうこく)、古文書(こもんじょ)、歴史資料(しりょう)など、形のある文化財をまとめて「有形(ゆうけい)文化財」と言います。一方(いっぽう)、演劇(えんげき)や音楽(おんがく)、工芸技術(ぎじゅつ)などは「無形(むけい)文化財」、衣食住(いしょくじゅう)や年中(ねんじゅう)行事などに関(かん)する風俗慣習(ふうぞくかんしゅう)、民俗芸能(みんぞくげいのう)などを「民俗文化財」と呼び、種類(しゅるい)もさまざまです。