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 恒例の「益子春の陶器市」が29日、益子町の城内坂や道祖土(さやど)地区などで始まり、多くの観光客でにぎわった。5月6日まで。

所狭しと並んだ陶器を品定めする来場者=29日午前、益子町益子
所狭しと並んだ陶器を品定めする来場者=29日午前、益子町益子

 毎年春と秋に開かれ、今回で111回目。約50の販売店と全国の作家らのテント約650が出店し、陶器をはじめ雑貨や飲食物などが所狭しと並ぶ。

 町観光協会によると、初日の来場者数は昨年春より約6千人多い約4万8千人。晴天に加え、ゴールデンウイークが飛び石連休のため、祝日の初日に集中したとみられる。来場者は熱心に品定めしたり、作家と会話に花を咲かせたりして楽しんでいた。

ずらりと並んだ陶器を品定めする来場者=29日午前、益子町益子
ずらりと並んだ陶器を品定めする来場者=29日午前、益子町益子

 夫婦で訪れた神奈川県相模原市南区、公務員野崎昂治(のざきたかはる)さん(38)と会社員むつみさん(41)は皿とマグカップを購入した。「一度では見切れないので、毎年来て新しい作家を見つけるのが楽しい」と満喫していた。