「ご飯にかけるしもつかれ」を手にする小川社長、篠原さん、福田知事、石井さん、青柳代表(左から)=8日午後、県庁

 本県郷土料理を生かした商品「ご飯にかけるしもつかれ」を商品化した宇都宮大生らが8日、県庁を訪れ、福田富一(ふくだとみかず)知事に商品化の経緯や特徴を説明した。

 表敬訪問したのは、発案と開発を手がけた宇都宮大地域デザイン科学部3年の石井優衣(いしいゆい)さん(20)と篠原葵(しのはらあおい)さん(20)、商品化したユーユーワールド(宇都宮市)の小川拓矢(おがわたくや)社長、開発に協力したしもつかれブランド会議の青柳徹(あおやぎとおる)代表の4人。

 宇都宮大と作新学院大の学生たちは食と農について考える中、しもつかれを残していくことを発案した。若者にも手に取ってもらえるようサケの頭の代わりにヤシオマスの頭を使い、酒かすの量も減らし匂いを抑えたことなど、特徴を紹介した。

 試食した福田知事は「未来を議論して商品化されるなんてうれしい。味はまろやかか」などと後押しした。