平山町長を表敬訪問した部員たち

 【那須】梁瀬の幸福の科学学園中チアダンス部はこのほど、米ロサンゼルスで開催されたダンスドリルの国際大会「ミスダンスドリルチームインターナショナルインUSA」のポンソング部門で総合優勝した。同大会での総合優勝は8年ぶり3度目。顧問の桜沢正顕(さくらざわまさあき)教諭(55)は「一糸乱れぬ一体感や力強さが評価された」と振り返った。

 ダンスドリルは米国発祥のダンス教育プログラムの一つ。ポンソングのほか、ジャズやヒップホップなどさまざまなカテゴリーがある。同大会は各国の大会で上位成績の団体に出場権が与えられるため、ダンスドリルの世界大会として位置づけられている。

 同部は昨年7月の「全国中学校ダンスドリル選手権大会」で総合3位に入り、出場権を獲得。大会に向けて平日は3時間、週末は5時間におよぶ練習をこなしてきたという。

 同大会で部員16人はポンポンを持ち、音楽に合わせて息の合った約2分間のパフォーマンスを披露。3人の審査員がいずれも100点満点中97点以上を付けるなど、計3部門に出場した中学生チームの中で最高得点をマークした。

 4月下旬には部員19人が平山幸宏(ひらやまゆきひろ)町長を表敬訪問し、大会の思い出などを報告。当時部長を務めた同学園高1年の泉愛美(いずみまなみ)さん(16)は「出場できなかった卒業生らの思いも背負って集大成を発揮できた」と振り返った。

 平山町長は「感謝の気持ちを持って頑張っていたことが伝わった。今後も笑顔での演技が多くの人を幸せにすると思います」とねぎらった。