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 国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産「本場結城紬(つむぎ)」の伝統を守りながら、現代的な趣向を取り入れ若者らにアピールするステージイベント「NEO-TRAD(ネオトラッド) 結城紬ファッションショー」が1日、栃木県小山市生涯学習センターホールで開かれた。市内外から約150人が来場し、着付けやダンスなどを織り交ぜた舞台を通じて紬の魅力を再認識した。

結城紬の衣装を身にまとい、パフォーマンスを披露するモデル=1日午後4時50分、小山市中央町3丁目
結城紬の衣装を身にまとい、パフォーマンスを披露するモデル=1日午後4時50分、小山市中央町3丁目

 結城紬を持続可能な産業として再興しようと市や地域おこし協力隊、アート関係者らが実行委員会を組織して初開催。学生団体が関連イベント運営に協力し、若者世代にPRした。

 市内外でヘアサロンを運営する横山淳(よこやまじゅん)さん(44)が演出を手がけ、モデル役のプロダンサーにヘアメークを施すパフォーマンスを披露。市職員の紬織士らが着付けを実演した。同時並行する形で市出身の画家小夜(さや)さん(39)がライブペイントを見せた。

 横山さんは「結城紬を知り、触れあうにつれてどんどん好きになった。こんないい物を終わらせてはいけない」と訴えかけた。

結城紬の衣装を身にまといダンスや着付けが披露されたステージ=1日午後4時30分、小山市中央町3丁目
結城紬の衣装を身にまといダンスや着付けが披露されたステージ=1日午後4時30分、小山市中央町3丁目
結城紬の華やかな衣装でステージに立つモデルら=1日午後4時30分、小山市中央町3丁目
結城紬の華やかな衣装でステージに立つモデルら=1日午後4時30分、小山市中央町3丁目