「風、薫る」でW主演となる見上愛さん(右)と上坂樹里さん(NHK提供)

「風、薫る」で主演を務める上坂樹里さん(NHK提供)

「風、薫る」でW主演となる見上愛さん(右)と上坂樹里さん(NHK提供) 「風、薫る」で主演を務める上坂樹里さん(NHK提供)

 2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」でダブル主演を務める俳優の見上愛さん(24)と俳優の上坂樹里さん(19)は3日、東京都内で記者会見し、作品への意気込みなどを語った。旧・黒羽町(現・大田原市)出身の大関和(1858~1932年)をモデルにした、一ノ瀬りん役を演じる見上さんは「那須地域などゆかりの場所での撮影を楽しみにしている」と語った。

 NHK広報局によると、3日に主演が発表された上坂さんは、2410人が応募したオーディションから選ばれた。大関とともに桜井女学校の看護婦養成所に第1期生として入学した、静岡県出身の鈴木雅(1857~1940年)をモデルとする大家直美役を演じる。 

 脚本は、TBS系「くるり~誰が私と恋をした?~」などを手がけてきた吉澤智子さんが担当で、原案は田中ひかるさんの「明治のナイチンゲール 大関和物語」。

 本県が「朝ドラ」の舞台の一つとなるのは1998年度前期の「天うらら」以来28年ぶり2度目だが、実在の人物が取り上げられるのは初めて。