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栃木市岩舟町下津原のとちぎ花センター鑑賞大温室で、チョコレートの原料となるカカオが多く実り、来場者を驚かせている。

多く実ったカカオの実=25日午後0時35分、栃木市岩舟町下津原
多く実ったカカオの実=25日午後0時35分、栃木市岩舟町下津原

 同センターによると、カカオは幹に無数の白い花を咲かせ、このうちいくつかが「カカオポッド」と呼ばれる実となる。カカオポッド1個で1枚の板チョコレートができるという。

多く実ったカカオの実=25日午後0時35分、栃木市岩舟町下津原
多く実ったカカオの実=25日午後0時35分、栃木市岩舟町下津原

 温室では現在、4~6メートルの木2本に16センチ前後の実が計55個なる。温室担当永島安紀(ながしまあき)さんは「サイズも大きく数も多い当たり年。今後咲く花も多く、9月ごろまで楽しめそう」と話した。

多く実ったカカオの実=25日午後0時35分、栃木市岩舟町下津原
多く実ったカカオの実=25日午後0時35分、栃木市岩舟町下津原

 チョコレート好きという那須塩原市笹沼、ピアノ講師笹沼久子(ささぬまひさこ)さん(54)は「世界的不作でチョコの値上がりが続く中、豊作の木を見て希望が持てた」と声を弾ませた。

(文・写真 永嶌理絵)