宇都宮地方気象台は2日午後4時5分、大田原市と那珂川町に大雨警報(土砂災害)と洪水警報を発令した。県内では、2日夜の始めごろまで、土砂災害や河川の増水に警戒するよう呼びかけている。
大田原市は午後4時5分、災害警戒本部を設置した。亀久地区と片田地区の計167世帯には「高齢者等避難」の避難情報を発令。避難所を湯津上農村環境改善センターに開設した。「高齢者等避難」は、5段階の警戒レベルのうちレベル3の情報で、高齢者や体の不自由な人などは避難を始めるよう呼びかけている。
那珂川町も午後5時、災害警戒本部を設置した。
気象台は午後5時35分、雨が弱まり多発的な土砂災害が発生する恐れはなくなったとして、大田原市と那珂川町に発令していた土砂災害警戒情報を解除した。午後6時56分には、大田原市と那珂川町に発令していた大雨、洪水警報を注意報に切り替えた。
大田原市は、午後5時35分、避難情報を解除した。那珂川町は午後7時、災害対策本部を解散した。
気象庁は記録的短時間大雨情報を発表し、大田原市と那珂川町付近で約110ミリの雨が降ったとみられる。