江戸時代から伝わる益子町の奇祭「御神酒(おみき)頂戴式」が24日、同町の真岡鉄道益子駅ホールで行われた。今年は新型コロナウイルス禍前の本来の形式に戻し、3升6合5勺(しゃく)(約6・5リットル)の大杯に注がれた燗酒(かんしゅ)を男衆が飲み回す光景が6年ぶりに復活した。

大杯に注がれた燗酒を飲み回す男衆=24日午後1時20分、益子町益子
益子祇園祭の中日に行われる祭り当番町の引き継ぎの儀式。新型コロナ禍のため2020、21年は中止され、22年からは感染対策として飲み回しを控えていた。

大杯に注がれた燗酒を飲み回す男衆=24日午後1時20分、益子町益子
今年の当番の新町と、来年の田町の代表者らが羽織はかま姿で参列。1年365日にちなんだサイズの大杯に燗酒が注がれ、最初に新町の約30人が杯に手を触れず、顔を近づけて飲み回し、空になると代表者が大杯を頭上に掲げた。続いて田町の10人が臨んだ。
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