6種の蜂蜜ソースをかけて楽しめるソフトクリーム(那須高原ハニー牧場)

【那須塩原】厳しい暑さが続き、冷たくて甘い食べ物を欲する人も多いだろう。うってつけのイベント「市ソフトクリームめぐりスタンプラリー」が9月30日まで、市内で行われている。

 生乳産出額全国第2位を誇る市の魅力をPRしようと、市観光局が初めて企画した。学校給食がない夏休み期間の生乳消費の拡大などにつなげる狙いもある。

 スタンプラリーには、道の駅明治の森・黒磯や塩原もの語り館直売所など市内八つの施設が協力。同局が管理する無料通信アプリLINE(ライン)のアカウントに登録し、各施設でソフトクリームを購入すると一つずつスタンプをもらえる。三つ集めると、牛の絵が描かれた保冷バッグや巾着ポーチと交換できる仕組みだ(なくなり次第終了)。

 低温殺菌が施された市産のパスチャライズド牛乳を使用した「牛乳ソフト」(道の駅湯の香しおばら内アグリのペロッと)や、自社製の蜂蜜に果汁や果肉を入れてイチゴ味などに加工したソース6種をかけられる「ソフトクリーム」(那須高原ハニー牧場)など、各店舗の味比べを楽しめる。

 スタンプラリーに挑戦していた宇都宮市宝木本町、看護師増田(ますだ)まゆかさん(46)は「いろいろなお店を回る良い機会になる」と笑顔。同局の担当者内海日香(うちうみにちか)さん(25)は「ソフトクリームを食べつつ、市内の景色なども楽しんでほしい」と話した。