息の合った演奏を披露する参加者

 【小山】小中高生らを対象とした体験イベント「夏休み和楽器体験」が3日、大谷市民交流センター「あいとぴあ」で始まった。

 宮本町3丁目の箏(そう)教室「千寿会」が、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成を受け開催。イベント初日のこの日は25人が参加し、丹野井弘寿(たんのいこうじゅ)市邦楽協会長らの指導で箏や尺八などの和楽器をグループ別に学んだ。

 最後には各楽器の担当者が多目的ホールに集まり、「きらきら星」などを合奏。息を合わせた演奏がフィナーレを迎えると、講師や家族などから大きな拍手が送られた。

 尺八に挑戦した野木中3年藤田凛花(ふじたりんか)さん(15)は「音を出すための角度が難しかった。1人だけでなくみんなで楽しめるのが和楽器の魅力」と笑顔をみせた。

 同イベントは10日に「しらさぎ館」、17日に「ゆめまち」、24日に「マルベリー館」でも開かれる。