JA全農とちぎは9、10の両日、宇都宮市のFKD宇都宮店とインターパーク店で、全国規模の肉用牛の品評会「全農肉牛枝肉共励会」で最高位の名誉賞を受賞した「とちぎ和牛」の販売イベントを開催した。
本年度の品評会は7月に東京都内で開かれ、和牛去勢の部で鹿沼市、町井一貴(まちいかずたか)さん(50)が名誉賞を受賞した。10日は町井さんもインターパーク店の売り場に立ち、試食を勧めながら客にとちぎ和牛の魅力をPRした。家族と訪れた上三川町東汗(ふざかし)、会社員石川真世(いしかわまよ)さん(32)は「味もしつこくなく、子どもも食べやすい柔らかさ」と驚き、自宅用にロースカルビを購入した。
町井さんは「自分の育てた牛を自分の手で売ることができるのは牛屋冥利(みょうり)に尽きる。愛情込めて育てた肉を多くの人に味わってもらいたい」と語った。