小山、野木、結城3市町の中学生派遣団

各校で折った千羽鶴を奉納する生徒たち

小山、野木、結城3市町の中学生派遣団 各校で折った千羽鶴を奉納する生徒たち

 6日に広島市で営まれた平和記念式典に、県内11市町が平和教育の一環として中学生を派遣した。原爆投下から80年の節目を迎えた現地で、中学生は何を感じたのか。各派遣団の生徒代表の報告を10回にわたり紹介する。

 小山・野木・結城合同派遣団には、3市町の16校から37人が参加した。そのうち、小山市11校27人の代表として美田中2年の山野井杏樹(やまのいあんじゅ)さん(14)に感想を聞いた。

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 広島で起こったことをもっと知りたい、現地で見て学びたいという思いから参加しました。

 原爆ドームを近くで見た時には、80年もの間同じ姿で同じ場所に残り続けていることを肌で感じ、圧倒されました。それと同時に、建物を吹き飛ばすほどの原爆の威力の大きさに改めて怖さも感じました。