手の甲のマーカーが泡で落ちる様子を観察する子どもたち

 【大田原】県教委が主催する「とちぎ子どもの未来創造大学」の体験講座がこのほど、中田原の資生堂那須工場で開かれた。県内の小学生約40人が洗顔体験や実験などを通して化粧の効果を楽しく学んだ。

 資生堂ジャパンの社員らが講師を務めた。参加者は化粧の歴史などについて学んだ後、汚れを吸着する泡の効果を実験。手の甲に書いたマーカーが、洗顔料の泡できれいに落とされる様子を観察した。

 正しい洗顔法にも挑戦。皮脂量が多い鼻や額を意識して顔全体をなでるように優しく洗い、最後は化粧水で肌を整えた。化粧水や乳液の製造ラインも見学した。湯津上小6年藤本心愛(ふじもとのあ)さん(11)は「洗い残しがないか心配だったけど、おでこやほっぺたの洗い方を知れて良かった」と話した。