プロジェクトに参加した小山北桜高や栃木農高、各醸造元などの関係者ら

 【小山】県内でかつて栽培されていたコメの品種「愛国3号」を復活させ、酒米として生産拡大や新商品開発を目指すプロジェクトの活動報告と試験醸造酒のお披露目会がこのほど、小山北桜高で行われた。約3年をかけて種もみの増殖や栽培を拡大し本格醸造への足がかりをつくり、今後は各酒蔵で契約栽培農家を増やすなどして生産の継続・拡大を目指す考えだ。

 愛国3号は本県オリジナルの品種。コシヒカリのルーツとされる「愛国」の改良種として大正時代後期から昭和20年代に生産されていたという。