来年4月に開校する県立夜間中学「とちぎ学びの夢学園」に約20人が入学を希望していることが9日までに、県教委のまとめで分かった。引き続き入学希望者を募集しており、県教委義務教育課は「夜間中学での学びを求める人が入学できるようにしたい」としている。
夜間中学は、外国人や不登校などさまざまな理由で義務教育を十分に受けられなかった人らが学び直す場。県教委は栃木市の学悠館高に、県内で初めて公立の夜間中学を設置する。
県教委は7月下旬から入学希望者を募っており、同課によると入学希望者のうち約半数が外国人という。
募集定員は1学年35人。3学年あり、学習履歴や希望に応じて2、3年からの入学も認める。入学資格は原則県内に居住し、義務教育段階の学びを求める人で、国籍は問わない。日本語が話せなくても入学可能。入学費や授業料は無料。
入学を希望する場合は同課に電話した後、入学希望理由や学習状況に関する担当者との面談を行う必要がある。(問)同課028・623・3527。