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 栃木県上三川町しらさぎ1丁目の白鷺(しらさぎ)神社など近隣1市2町の神社で、華道家元池坊宇都宮支部が奉納した花手水が境内の手水舎を彩っている。

色鮮やかな花が生けられた手水舎に見入る参拝客=29日午前11時10分、上三川町しらさぎ1丁目
色鮮やかな花が生けられた手水舎に見入る参拝客=29日午前11時10分、上三川町しらさぎ1丁目

 同神社をはじめ、真岡市の大前(おおさき)神社と長沼八幡宮(はちまんぐう)、芳賀町の芳賀天満宮と祖母井(うばがい)神社の5社で2023年に始まった取り組み。同支部員が28日に各神社で作業を行い、各所で異なる花手水を見ることができる。

色鮮やかな花が生けられた手水舎で手を清める参拝客=29日午前11時10分、上三川町しらさぎ1丁目
色鮮やかな花が生けられた手水舎で手を清める参拝客=29日午前11時10分、上三川町しらさぎ1丁目

 白鷺神社ではオレンジをテーマカラーとして、キク科のアナスタシアやスカシユリが水盤に生けられた。29日も参拝客が手を清めながら、秋らしい彩りの花々に見入り、写真を撮る姿も見られた。

 日光市木和田島、看護師杉山晃(すぎやまあきら)さん(49)は次男真啓(まひろ)さん(10)を連れて初めて訪れたといい、「オレンジの花がきれい。見られて良かった」とほほ笑んだ。

 各神社とも1週間ほどの展示を予定している。

(文・写真 広瀬華)

 

◇ほかにも下野新聞フォトサービスに写真