エソジマモチの種もみを手にする受講生

 【宇都宮】近年栽培が復活した江曽島町の伝統的作物の陸稲「エソジマモチ」の歴史や復活の経緯を紹介する講座がこのほど、南生涯学習センターで開かれた。復活に尽力した鹿沼南高の校長橋本智(はしもとさとし)さん(58)が講師を務め、県外の遺伝資源を保存する施設に残されていたわずかな種を入手して復活したことなどを紹介。橋本さんは「エソジマモチは貴重な地域資源であり市民が誇る財産」とし、後世につなぐ意義を訴えた。