こだわりのバタースイーツを販売する「日光バターの杜」

 物産品販売の長登屋(ながとや)(名古屋市、加藤裕之(かとうひろゆき)社長)は5日までに、日光市石屋町にバタースイーツ専門店「日光バターの杜(もり)」をオープンした。

 1929年創業の同社は「旅の想い出づくりのお手伝い」を理念に観光土産菓子の企画、開発に従事。新事業展開を模索する中、日光市内に事業所があったことなどから出店を決めた。

 こだわりのバターは日光霧降高原大笹牧場産など国産の2種を使う。霧降高原産は標高1300メートルで育ったブラウンスイス牛の牛乳から作られる高級品で、香りと味わいが特徴。国産と混ぜ合わせることで濃厚さを際立たせた。

 スイーツは店内工房で一つ一つ手作りする。フィナンシェ(280円)は外はカリッと中はしっとりとした食感。あん、キャラメル、イチゴ風味のバターサンド(各400円)やパルフェ(950円)なども販売している。同社は「芳醇(ほうじゅん)なバターの香りでお客さまの心が少しでも豊かになれば」としている。