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 奥日光の小田代原で草(くさ)紅葉(もみじ)が見頃を迎え、県内に紅葉シーズン到来を告げている。8日午前は、雲間から時折差す陽光が神秘的な輝きを生み出し、ハイカーらは景色に見入ったり写真を撮ったりしていた。

最盛期を迎えた草紅葉と、小田代原のシンボルのシラカバ「貴婦人」(上中央)=8日午前9時55分、日光市中宮祠
最盛期を迎えた草紅葉と、小田代原のシンボルのシラカバ「貴婦人」(上中央)=8日午前9時55分、日光市中宮祠

 日光自然博物館によると例年並みの9月下旬に色づき始め、同月末から見頃となった。8日現在、ホザキシモツケの葉やノガリヤスの穂などが赤や黄色に色づき、紅葉の最盛期を迎えている。今週末まで楽しめるという。

 同館の福田翔伍(ふくだしょうご)自然解説員(25)は「小田代原周辺はクマの生息地なので、熊鈴を携行するなど対策を取って訪れてほしい」と話した。