足利市内の名所旧跡や路上をライトアップする「足利灯(あか)り物語2025」が16日まで、昌平町の史跡足利学校などで開かれている。足利銘仙柄のあんどんが設置され、来場者を幽玄の世界に誘った。
足利銘仙柄模様のライトやあんどんで彩られる鑁阿寺=2日午後6時10分、足利市家富町
足利学校と鑁阿(ばんな)寺、足利織姫(おりひめ)神社の3カ所がメイン会場。足利学校では色鮮やかな和傘や花手水(ちょうず)もライトアップしたほか、竹灯りなども設置した。鑁阿寺は国宝の本堂全体を足利銘仙柄のライトで包み込み、織姫神社は階段両脇にあんどんを置いた。
色とりどりの和傘や花手水で彩られる足利学校=2日午後6時45分、足利市昌平町
3連休中日の2日は天候に恵まれ、多くの来場者でにぎわった。東京都練馬区、会社員木村万里世(きむらまりよ)さん(38)は「カラフルできれい。路上もあんどんで照らされ、昼間とは違いますね」と喜んでいた。
点灯時間は午後4時半~8時。足利学校の入場は700円(中学生以下無料)で、協賛店で使える300円の商品券が付く。
足利学校の参道を優しく照らすライトアップされた花手水=2日午後5時20分、足利市昌平町
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