「北高(きたこう)」の愛称で知られる栃木県立宇都宮北高校。創立当初から重点を置く「国際理解教育」と、課題発見・解決能力を高める「探究学習」を柱に、グローバルにもローカルにも活躍できる人材を育んできた。国公立大への進学実績を着実に伸ばしている宇都宮北高校の進路指導を紹介する。【記事中に2025年度入試の合格実績(合格大学、合格者数など)を掲載】
国際理解教育や探究学習が充実しており、人気の高い宇都宮北高の校舎
■地元の課題解決へ探究
共学で1学年の定員は320人。県立の普通科高校では最も規模が大きく、今春の一般選抜は倍率1・61倍と人気も高い。芝野徹教頭によると、部活動や行事など学校生活を楽しんでいる生徒が多く、「一日体験学習で学校の生き生きした雰囲気が中学生に伝わり、北高が志望されるきっかけになっている」という。
2025年3月の卒業生308人の進路は国公立大109人(35・3%)、私立大179人(58・1%)、専門学校9人(2・9%)、進学準備など11人(3・6%)。
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