タイヤの脱着作業を見学する生徒

 【足利】上三川町の専門学校「日産栃木自動車大学校」は16日、足利大付属高で「特別授業」を開いた。自動車科の2年生33人が、プロの自動車整備士からタイヤ脱着などの手ほどきを受けた。

 近年、整備士を目指す若年層が減少し、人材不足が深刻化しているという。今回の授業は自動車の先端技術とプロの技術を実体験することで、整備士の人材育成に寄与することが狙い。「スーパー耐久レース」に出場する「チームゼロワン」の田中篤司(たなかあつし)社長らが講師を務めた。

 田中社長はレースや仕事に臨む心構えとして、「チームのすべての人が自分の役割を認識し、もれなく努力をすることで結果につながる」と強調。「自動車産業は基幹産業であり、整備の仕事は国を支えていることも自覚してほしい」と熱弁を振るった。

 その後、耐久レースで優勝した実車「ニッサンZ・ニスモGT4」を使い、タイヤの脱着作業を体験したり、エンジンなどを確認したりした。

 整備士を目指している津田翔麻(つだしょうま)さん(17)は「エンジンルームを見ても分からないことばかりで、もっと勉強しなければならないと思った」と決意を新たにしていた。