これまでに発行した母の会新聞などを前に、15年の活動を振り返る大山さん=2月下旬、宇都宮市内

 東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故から15年が経過した。福島市から宇都宮市に自主避難した後、同じ悩みを抱える母親と交流する「栃木避難者母の会」を立ち上げた大山香(おおやまかおり)さん(60)。茶話会から始まった活動は、否が応でも避難者という境遇の原因となった原発と向き合うことにつながった。被災者の証言を集めてまとめ、研究者を訪ね、いつしか地方や弱者に負担が向かう社会のありように思いをはせるようになった。4月、会の名称を「夜明けの会」に改め再スタートを切る。