県立美術館の通路には、大きな銀色の壁があります。正面に立つと鏡のように自分が映ります。しかし、ただの鏡ではありません。その壁の前で体を動かすと、映った顔や体がグニャリとゆがんでしまいます。実は、この不思議な銀色の壁も大切な作品の一つなのです。
多田美波「周波数FL10-6874」(1968年、県立美術館蔵)
この作品「周波数FL10-6874」は中央がへこんでいるため、映る物はゆがみます。これには作品と鑑賞する私たちの関係が曖昧になるように、という考えが込められています。作者の多田美波(ただみなみ)さんは美術館の空間に溶け合うような作品を作るため、このような仕掛けを施しました。
残り:約 480文字/全文:801文字
この記事は「下野新聞デジタル」のスタンダードプラン会員・愛読者(併読)プラン会員・フル(単独)プラン会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- 3~4月入会で最大1,000円還元!!
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く

ポストする



