スタンプラリーへの参加を呼びかける田嶋代表理事(右)と北林副代表

 多彩な店舗がある足利のパン店を盛り上げようと、子育て情報のフリーペーパーを年4回発行しているNPO法人「おともり」(足利市伊勢町3丁目)など3団体が、市内のベーカリーなどを巡ってもらう初めてのイベント「足利パンスタンプラリー2022」を開催している。スタンプを集めて応募すると、各店で使える商品券が当たる。来年1月末まで。

 おともりは、毎年春にフリーペーパーの特集として市内パン店を地図付きで紹介している。近年は新型コロナウイルスの影響を受けて客足が遠のいているため、活性化しようとスタンプラリーを初めて企画した。

 足利市の支援交付金を活用し、食品製造販売の「ふーでゅーす」(同市昌平町)、ベーカリーカフェ「花にかこまれてガーデンカフェ南の麦」(同市八幡町)と連携した。

 スタンプラリーに参加している店舗は、市内14カ所のベーカリーと、パンの関連商品を販売する小売店4カ所の計18店舗。台紙は各店で計3千枚配布しており、500円以上の買い物をするとスタンプを一つもらえる仕組み。

 3店舗分のスタンプを集めると応募でき、台紙に付いたはがきを、おともりに郵送する。抽選で36人に18店舗で使える500円分の商品券が当たる。

 おともりの田嶋美歩(たじまみほ)代表理事(43)と北林夏(きたばやしなつ)副代表(43)は「スタンプラリーを通じて、これまで行ったことがない店や、知らなかった店を知る機会にもつながる。ぜひチャレンジしてほしい」と口をそろえて話している。