千年の歴史を誇る伝統工芸「天明鋳物」の商標登録を特許庁に出願していた佐野商工会議所は11日、審査を通過したことを示す「登録査定」の通知が同庁から送付されたことを明らかにした。同商議所が月内にも登録料を納付し、正式登録となる。吉澤慎太郎(よしざわしんたろう)会頭は「商標登録のメリットを最大限に生かしたい。鋳物師の皆さんには今まで以上の素晴らしい作品を世に出してほしい」と期待を込めた。
登録査定は10日付。同商議所は2021年12月24日、天明鋳物の商標権侵害を防ぎ、ブランド力を高めていこうと地域団体商標登録を出願。鋳物事業者と佐野市、同商議所で構成する市天明鋳物振興協議会を中心に、23年度中の登録を目指した取り組みを進めてきた。
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