第53回下野教育美術展(下野新聞社主催、県信用保証協会、県美術教育振興会協賛、県教委など後援)小中学校の部の中央審査会が31日、宇都宮市明保野町の市総合コミュニティセンターで開かれ、大賞に茂木中1年河野辺朋加(かわのべともか)さん(13)の絵画「夏のひととき」が選ばれた。
絵画・版画・デザインの3分野に計15万550点の応募があった。河野辺さんは、やなで涼に触れる様子を臨場感たっぷりに描いた。
県中学校教育研究会美術部会長の佐藤香(さとうかおり)小山市豊田中校長は「中学1年生ながらデッサン力に優れている。友だちとの思い出を描いたのだろう。白い雲と水しぶき、木々の濃い緑、日差しの強さ、やなのぬれている茶色と、コントラストが美しい」と講評した。
表彰式は24日、宇都宮市のFKDインターパーク店で行われる予定。
銅賞以上に2400点 中央展は22日から
31日に中央審査が行われた第53回下野教育美術展小中学校の部は、銅賞以上に2400点が選ばれた。
県小学校教育研究会図画工作部会長の高島利佳子(たかしまりかこ)宇都宮市豊郷中央小校長は「力作ぞろいで発想の豊かさ、色彩の美しさを感じた。表したいことを大切にし、熱心に表現する姿勢も伝わってきた」と話した。
上位入賞作品は県内3会場で順次展示する。中央展は宇都宮市のFKDインターパーク店(22~27日)、県北展は那須塩原市桜町の黒磯公民館(3月4、5日)、県南展は壬生町本丸1丁目の城址(じょうし)公園ホール(3月25、26日)で開催予定。
特選以上の受賞作品と金・銀・銅賞受賞者の名簿は19、20日付の下野新聞に掲載する。大賞を除く特選以上の受賞者は次の通り。
準大賞 印南理佐(大田原市市野沢小3年)横関結菜(同4年)岡田ひより(那須塩原市三島中3年)▽特選 飯村芽生(茂木町逆川小1年)川村昇輝(大田原市市野沢小2年)岡本いろは(同3年)国井美心乃(茂木町逆川小4年)石川花(栃木中央小5年)藤本彩里咲(大田原市両郷中央小6年)菊地真緒(那須塩原市黒磯北中1年)羽石流菜(茂木中2年)小泉うた(益子中3年)