【足利】市内に数多くある寺社に触れまちの魅力を知ってもらおうと、レンタルスペース「なべのそこ」(巴町)が企画した「寺社仏閣ワークショップ」の第1弾「はじめてのZEN体験」が1日、家富町の高福寺などを会場に開かれた。
同スペースのオーナー木村沙和(きむらさわ)さんが、まち歩きなどと共に気軽に座禅を体験してもらおうと企画。今回は市民ら3人が参加した。
参加者は「なべのそこ」を出発し、過去に花街としてにぎわっていた路地裏を歩いて最初の目的地である雪輪町自治会館へ。町名の由来となった小馬印などを見学した後、市出身の書家・詩人相田(あいだ)みつをが仏法を学んだ高福寺に向かった。
同寺では武井峻應(たけいしゅんのう)副住職のレクチャーを受けながら、約20分間座禅を体験。その後、境内のソメイヨシノを見ながら茶話会を楽しんだ。
木村さんに誘われ参加した米国ニューメキシコ州からの旅行者トム・バリーさん(72)は「とても本格的な体験ができてラッキーだった。いつも家では1人で瞑想(めいそう)をしているが、みんなと座禅が体験できてよかった」と笑顔を見せた。