【さくら】JAしおのや独自の取り組みの一つ「新規就農者育成研修事業」の修了式が31日、桜野の同JA交流館で行われ、第10期の研修生5人が巣立った。
事業は新規就農希望者の育成が目的。同JAの関連会社「グリーンさくら」が研修実務を担当し、2013年から行っている。研修生は多品目の栽培を1年間学びながら、月額10万円の手当支給を受ける仕組み。修了後は各生産部会がバックアップするなど、手厚く人材育成をしている。
第10期研修生は20~40代の男性3人、女性2人。うち4人が今後、オクラやイチゴ、アスパラガス、ブロッコリーの栽培を目指す。1人は研修を継続する。
修了式では、同JAの荒井秀忠(あらいひでただ)組合長が修了証書を手渡した後、全員で記念撮影に臨んだ。研修生代表の柿木沢、小堀一樹(こぼりかずき)さん(32)は「研修で学んだことを生かしながら、夢や目標に向かって農業を営んでいきます。そして、地域の農業を盛り上げていきたい」と謝辞を述べた。