ビルに囲まれた田んぼで行われた田植え

 【宇都宮】舟運を通じて東京都中央区日本橋と交流を進めている清原地区の市民団体「きよはら鬼怒川ロマンの会」はこのほど、同区の田んぼで、日本橋小児童に田植えを指導した=写真。

 2008年から毎年行われていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中断されており、4年ぶりの開催となった。

 ビルに囲まれた同区の公共施設「十思(じっし)スクエア」屋上にある学校田で行われた田植えには、5年生78人が参加。同会の大橋一夫(おおはしかずお)さん(79)ら2人が苗の植え方を分かりやすく指導し、児童たちは、苗を1本1本丁寧に植えていった。

 大橋さんは「子どもたちは泥だらけになってはしゃいでいて、楽しそうだった。再開して良かった」と話した。