8位入賞した右から小野さん、盛田さん、郭さん

 【宇都宮】このほど都内で開かれた第39回全国高校簿記競技大会の団体の部で、宇都宮商業高チームが8位に入賞した。メンバー3人の総合力で同校初の4年連続入賞を果たした。

 団体の部には各都道府県代表の47校、141人が参加。取引の記帳・決算問題と計算問題の2部形式で、各校3人の合計点で競った。

 同校のメンバーはいずれも商業科3年小野愛花(おのあいか)さん(17)、盛田那月(もりたなつき)さん(18)、郭依鈴(かくいりん)さん(17)。いずれも初出場で小野さんは「緊張して手が震えてしまいました」、盛田さんは「自分の力が発揮できました」、郭さんは「リラックスして臨めた」とそれぞれ感想を述べ「プレッシャーはあったけど、10位以内に入れて良かった」と口をそろえた。3人はそれぞれ大学や簿記の専門学校に進学希望で、公認会計士を目指す。

 同校の小林彩子(こばやしあやこ)教諭は「3人は飛び抜けてはいないが、すべての部門でレベルが高い。総合力で入賞を勝ち取った」と話した。

 小野さんと郭さんは、233人が参加した個人の部でも、30位以内に入る佳良賞を受賞した。