大谷石と烏山手すき和紙を使ったちょうちんを手にする西村さん

 【真岡】荒町の節句人形・提灯(ちょうちん)専門店「わたや」はこのほど、大谷石と烏山手すき和紙を使ったインテリアちょうちんを発売した。

 生活様式の変化などで盆ちょうちんの需要が減る中、10~20代の若者「Z世代」にも関心を持ってもらおうと企画した。県産の伝統的な素材を用い、モダンなデザインに仕上げた。

 ちょうちんは円筒形で、直径約9センチ、高さ約29センチ。台座は大谷石を使い、火袋に手すき和紙を用いた。和紙の種類が2種類あるほか、本県出身のアーティスト2人がデザインしたイチゴ柄の物もある。中にはコードレスの発光ダイオード(LED)ライトが入り、リモコンで操作する。

 1万6800~2万5千円。一部は店のオンラインショップでも取り扱う。

 西村和浩(にしむらかずひろ)専務(41)は「イチゴ柄はポップな雰囲気。若い方にも親しみを持ってほしい」と話した。(問)同店0285・82・2323。