記念撮影するオネア選手(中央右)と生徒

 【那須塩原】東京パラリンピック水泳男子オーストリア代表のアンドレアス・オネア選手(31)の来日を記念し31日、東那須野中で交流会が開かれた。全校生徒約310人の心のこもったおもてなしに、オネア選手は「感動が止まらない」と感激した。

 オネア選手は2020年からホストタウン事業の一環で市内小中学生とのオンライン交流会に参加し、親交を深めてきた。今回はスポーツ振興くじの助成金を活用し、市が招待した。

 妻と共に同校を訪れたオネア選手は「夢の実現」というテーマで講演。「自分の可能性を信じて一歩を踏み出し、他の人に影響を与える人になってほしい」とエールを送った。生徒はおはやしの演奏やオーストリア国歌などの合唱を披露し、生徒自作の似顔絵や生まれたばかりのオネア選手の子どもへのおもちゃなどのプレゼントを贈った。

 オネア選手は3日まで市内に滞在。1日に塩原の県医師会塩原温泉病院を視察し、2日には高柳の三和住宅にしなすのプラザのプールで公開練習を行う。