【日光】新型コロナウイルス感染症の影響で開催を見送っていた「今市屋台まつり」(同まつり実行委員会主催)が15日、JR今市駅前通りで4年ぶりに開かれた。伝統ある彫刻屋台と華やかな花屋台が勢ぞろいし、お囃子(はやし)が競演する「ぶっつけ」などが繰り広げられ、終日見物客を魅了した。
地域活性化を目的に2009年に始まった。全長約280メートルの通りに、江戸末期から残る彫刻屋台5台と花屋台4台が繰り出し、通りは大勢の人でにぎわった。朝からあいにくの雨だったが、祭りが始まった午後からは回復し、時折日差しも差し込んだ。
茨城県から最近市内に引っ越してきたという男性(60)は「初めて見物した。屋台に歴史を感じました」と話した。