木々が紅葉した逍遥園を散策する出席者

紫雲閣から見える逍遥園の紅葉

木々が紅葉した逍遥園を散策する出席者 紫雲閣から見える逍遥園の紅葉

 【日光】山内の世界遺産・日光山輪王寺の日本庭園「逍遥(しょうよう)園」で7日、庭園の紅葉を楽しみながら親睦を深める「観楓(かんぷう)会」が4年ぶりに開かれた。市内外から招かれた関係者約70人が、料理を楽しみながら色づいた庭園の景色をめでた。

 今回で56回目の観楓会は戦前から続く伝統行事を受け継ぎ、輪王寺の親睦団体「光輪会」が主催する。

 この日は午後4時に始まり、出席者たちは園内を散策したり、隣接する紫雲閣で食事したりしながら紅葉を楽しんだ。日が沈むと、園内ではライトアップも行われた。光輪会の高井祥之(たかいしょうじ)会長は「開催を望む声もあったので、4年ぶりに開くことができて良かった。皆さん紅葉を見ながら、にぎやかに楽しんでくれた」と話した。

 このほか逍遥園では12日まで、紅葉時季のライトアップが行われる。