【日光】幕末の動乱期、日本で最後にできた藩として知られる、現在の高徳から那須塩原市の一部を領地にした「高徳藩」をテーマにした企画展が市歴史民俗資料館で来年3月まで開かれている。藩ができた経緯や朝廷との関係、領民の暮らしなどを約20点の史料で紹介。市文化財課主任の福田博晃(ふくだひろあき)さん(28)は「高徳藩の存在は日光や栃木県の歴史を考える上で重要。地域の歴史に目を向けるきっかけに」と話している。
高徳藩は1866(慶応2)年にでき、「日光県」に編入された1870(明治3)年までの5年間存在。幕末、維新の混乱期に誕生し、消滅した。初代藩主は宇都宮藩の家老だった戸田忠至(とだただゆき)。山稜(さんりょう)修補事業の功績が認められ大名になった。
残り:約 401文字/全文:737文字
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
登録済みの方はこちら
愛読者(併読)・フル(単独)プラン・スタンダードプランの方
ログインする