今秋の開園を目指す新保育園の完成図

 【日光】今市地域で新しい公立保育園の建設が急ピッチで進んでいる。老朽化が進む同地域の保育園を統合、定員の120人は公立としては市内最大となる。想定を上回る少子化の進展で、当初は民間活力を導入した統廃合計画が進んでいたが、断念。4園を統合した公立保育園として今年秋の開園を目指す。

 新保育園は、いずれも築約50年で老朽化が進む並木(瀬川)、原町みどり(平ケ崎)、せせらぎ(瀬尾)、しばやま(荊沢(おとろざわ))の4保育園を段階的に統合する。

 今市運動公園ゲートボール場跡地で建設が進み、敷地面積は約5330平方メートル。木造平屋建ての園舎約1200平方メートル、園庭約1750平方メートル。駐車場は約40台分を確保した。2022年度に着工し、総工費は約7億5千万円。

 子どもの一時預かりに対応するためのスペースや乳児専用の園庭を設けた。将来的には医療的措置が必要な子どもの受け入れも検討する。