文部科学省は20日、今年の国公立大2次試験の確定志願者数が昨年比80人増の42万3260人だったと発表した。募集人員に対する倍率は昨年と変わらず4・3倍。前期日程は25日から始まる。
国立大(82大学397学部)の志願者は29万9715人で、倍率は3・9倍。公立大(93大学214学部)は12万3545人の5・5倍だった。
学部系統別の倍率は、人文・社会系4・4倍、理工系4・1倍、農・水産系4・1倍、医・歯系4・8倍、薬・看護系4・9倍、教員養成系3・5倍などとなった。
大学別で高倍率だったのは、国立大は東京芸術大7・8倍、旭川医科大7・1倍、横浜国立大6・4倍など。公立大は岐阜薬科大の15・1倍が最高だった。
宇都宮大は全6学部の募集人員697人に対し志願者は2794人で、倍率は4・0倍だった。前年の3・0倍から1ポイント増えた。
学部別では、国際学部の4・8倍が最高で、前年を0・2ポイント上回った。新設のデータサイエンス経営学部は4・7倍だった。工学部4・6倍、地域デザイン科学部4・5倍、農学部3・7倍、共同教育学部2・2倍と続いた。
大学入学共通テストの成績で門前払いする「二段階選抜」は、前期日程で35大学55学部が実施し、4413人が不合格となった。
2次試験の中期日程は3月8日以降、後期日程は3月12日以降に実施される。