ふたらを前に記念撮影する子どもたち

ふたらを前に記念撮影する子どもたち

ふたらを前に記念撮影する子どもたち ふたらを前に記念撮影する子どもたち

 【日光】本年度で閉校する安良沢、清滝両小学校の児童に思い出をつくってもらおうと、東武鉄道は6日、運行するSL大樹(たいじゅ)「ふたら」に子どもたちを招待した。

 両校の児童と教員約70人が参加。正午過ぎ、東武日光駅にふたらが到着すると、子どもたちは大きな歓声を上げた。車両には両校の校章がデザインされた特製のヘッドマークが付けられ、記念撮影するなどして楽しんだ。

 その後、児童らは車両の一部を貸し切り、鬼怒川温泉駅へ向け午後1時2分に出発した。東武日光駅の谷田貝淳(やたがいじゅん)駅長は「閉校になってしまうが楽しい学校の思い出となり、鉄道にも興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。

 このほか、駅員が手作りした缶バッジなど記念品がプレゼントされた。安良沢小6年新井叶桜(あらいかお)さん(12)は「大樹に初めて乗った。大きくて格好良くて、(ヘッドマークに)校章があって誇らしかった」と話した。