【足利】渡良瀬川に架かる中橋の架け替え工事に伴い今秋始まる周辺道路の通行止めで、市は22日の市議会予算審査特別委員会で、売り上げなどに影響が出るとみられる商業者へ、販売促進事業に活用してもらうための補助金を支給する方針を明らかにした。
通行止めは2028年まで続き、中橋の周辺地域の人の流れが変わることが予想される。その影響で客足が減り、売り上げ減が見込まれる商業者を支援するのが目的。24年度当初予算案に250万円を計上した。
対象となるのは、中橋の北側で通行止めとなる区間の周辺に店を構える商店など。補助金は各店舗への支給を見込んでいる。
対象店舗はチラシ作成をはじめとするPR事業、キャッシュレス決済の導入に必要な機器の購入などの使用用途から、限度額の範囲内で希望のものを選んで申請する。通行止め開始時に準備が整うよう、夏頃から受け付けを始める予定。
市商業にぎわい課は「補助金を有効的に使い、販売促進につなげてほしい」と話している。