本橋製菓が商品化したいちごあんドーナツ

本橋製菓の「あんドーナツ」(右)と新たに商品化した「TUTUMU~いちごあんドーナツ」

本橋製菓が商品化したいちごあんドーナツ 本橋製菓の「あんドーナツ」(右)と新たに商品化した「TUTUMU~いちごあんドーナツ」

 あん入りドーナツ専業メーカーの本橋製菓(宇都宮市江曽島本町 関口大二郎(せきぐちだいじろう)社長)は、本県産イチゴのとちおとめを使った「TUTUMU~いちごあんドーナツ~」を商品化した。観光客向けの土産品として開発し、5月末までJR宇都宮駅ビル・宇都宮パセオ2階のとちぎグランマルシェや東北自動車道佐野サービスエリア(SA)上り線で販売する。

 同社は50年以上あんドーナツを作り続けてきたが、小豆こしあん以外の商品は今回が初めて。とちおとめを使うに当たり、揚げると飛んでしまう香りをどう残すかに試行錯誤したという。パッケージは職人男性を描いた赤い帯を巻くことで、伝統とイチゴのイメージを出した。商品は5個入り千円(税別)。

 商品開発では県の“ヒット”商品創出支援事業に参加し、専門家の支援を受けた。販売は5月末でいったん終了し、顧客の声などを反映させて年内に改良品を再び出す考えだ。