「鮎の石焼き」

「鮎の石焼き」

「界 鬼怒川」

「鮎の石焼き」 「鮎の石焼き」 「界 鬼怒川」

 星野リゾート(長野県軽井沢町)は16日までに、運営する日光市の温泉旅館「界 鬼怒川」で6月1日から会席料理「鮎(あゆ)の石焼き」を提供すると発表した。

 同社が全国22カ所に展開するブランド「界」の温泉旅館では、「日本旅会席」をテーマに地域や季節ならではの食材や調理法を取り入れた料理を考案している。現在、栃木県内では「界 鬼怒川」でサクラマスとイノシシ肉を使った「桜牡丹(ぼたん)鍋」を提供しているほか、「界 川治」では「鴨(かも)のもうりょう鍋」を提供している。

 今回は初夏から旬を迎えるアユに着目し、栃木県の一部エリアで親しまれてきた河原石の上で調理する「石焼き」から着想を得た。鬼怒川は川魚の宝庫といわれ、海のない栃木県の人々にとっては川魚が貴重なたんぱく源だったことも加味した。

 「鮎の石焼き」は、白玉と赤玉の2種類のみそを石に載せ、その上でアユや牛肉、季節の野菜を香ばしく焼き上げる。初夏は骨がやわらかく、真夏は脂がのるなど、時期によって少しずつ異なるアユの食感や味わいが楽める。同社は「鮎本来のほどよい苦味がアクセントになりながら頭から尾までを堪能できる一品」としている。

 鮎の石焼き会席プランは、2人1室利用で1人あたり3万6千円から。提供期間は10月31日まで。