完成した西方城跡総合調査報告書を手にする市教委担当者の高見哲士主査

 【栃木】市教委が国指定史跡の登録を目指して調査を進めてきた西方城跡に関する総合調査報告書がこのほど、完成した。約5年間にわたる測量や発掘などの各種調査で、西方山山頂の西方城と山麓の二条城を一体として捉えた範囲や、15世紀後半~17世紀初頭にわたった存続年代が判明。戦国時代から江戸時代への移行期における城館と城下の在り方、西方の町が成立した経緯を浮かび上がらせた。