はりか山を立ち上げる生徒たち

 【那須烏山】烏山高の1年生122人は26日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の「烏山の山あげ行事」に関わる関係者の思いを学ぼうと、金井2丁目の山あげ会館周辺で、同行事の体験学習を行った。

 地域の歴史や文化を学ぶ地域学習「烏山学」の一環。生徒たちは互いに力を合わせて高さ約8メートルの同行事の野外歌舞伎の背景「はりか山」を立ち上げたり、太鼓や三味線を演奏したりした。烏山山あげ保存会芸能部による奉納余興「戻り橋」も見学した。

 斉藤壮真(さいとうそうま)さん(15)は「山は重くて上げるのに力が必要だった。楽しかったので、今年の祭りに来てみたいと思った」と汗を拭った。